米Warner Mediaの映画製作・配給部門Warner Bros. Pictures Groupは12月3日(現地時間)、2019年に公開する予定の17本の映画すべてを、Warner Mediaが5月に米国で提供開始した定額動画サービス「HBO Max」と映画館で同時公開すると発表した。
HBO Maxでの公開は1カ月限定。このハイブリッドモデルは、米国で特に猛威を奮っている新型コロナウイルスの影響への戦略的対応だとしている。HBO Maxでの公開を終了した後も映画館では公開を続けることで、映画館にも配慮する。
WarnerMedia Studios and Networks Groupの会長兼CEO、アン・サーノフ氏は発表文で「われわれ以上に映画館に映画を戻したいと思っている人はいない。新しいコンテンツが映画館の生命線であることは理解しているが、現実とのバランスを取る必要がある。このハイブリッド計画により、世界クラスの映画の安定した提供で映画館をサポートすると同時に、(新型コロナで)映画館に行くことができない人々にも映画を提供できる。(中略)この状況への対応に協力してくれたパートナーに心から感謝している」と語った。
同社の2021年のラインアップは現在、「The Little Things」「Judas and the Black Messiah」「Tom & Jerry」「Godzilla vs. Kong」「Mortal Kombat」「Those Who Wish Me Dead」「The Conjuring: The Devil Made Me Do It」「In The Heights」「Space Jam: A New Legacy」「The Suicide Squad」「Reminiscence」「Malignant」「Dune」「The Many Saints of Newark」「King Richard」「Cry Macho」「Matrix 4」となっている。
Warner Bros. Pictures制作で9月に公開されたクリストファー・ノーラン監督の映画「TENET」は、日本などでは大ヒットしたが、コロナ禍の影響で米国では多数の映画館が閉鎖していたこともあり、収益はわずか5380万ドルだった。
一方、HBO Maxの加入者数は伸び悩んでおり、米The Vergeによると10月時点の加入者数は287万人だった(競合する米Netfixが発表した直近の有料会員数は1億9500万人)。
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