KinKi Kids堂本光一(42)が25日、横浜アリーナで、6年ぶり6回目のソロコンサートツアー横浜最終日公演を開催した。最新アルバム「PLAYFUL」収録曲などをパフォーマンス。スクウェア・エニックスとコラボレーションした「V」のショートムービーも披露した。

トークでは、今日26日から主演ミュージカル「ナイツ・テイル-騎士物語-」(9月7日初日)の稽古が始まることを明かし、「コロナ禍ですけれども、忙しくさせていただいています」と話した。「今は柔軟に対応しなければならない時だというのはもちろん分かっていますけど、昔からジャニー(喜多川)さんに『ユーたちの仕事は、人が休んでいる時に働いて、人が働いている時に働くんだよ』って言われていました」と笑った。

昨年はコロナ禍で公演が中止になったこともあった。「エンターテインメントっていうのは時に無力だな、って思う時はありました」と吐露した上で、「それでもこうしてステージに立てるのは、エッセンシャルワーカーの方々や医療従事者の方々の支えがあるからこそですし、いろんな協力があって、このコンサートも開催できています」と感謝した。

その後、主演ミュージカル「Endless SHOCK」の楽曲「追憶の雨」を歌った。「追憶というと、なんとなくジャニーさんのことを思い出してしまうんですよ」と話し、歌唱後には「6年前のソロコンサートもジャニーさんはこの会場に来て見に来てくれました。今は不思議な感じもしています。でも、俺の中ではずっと生き続けるでしょうし、そうやって生きていけばいいかなって思います」としみじみ。大きな拍手を浴びた。

19年7月にジャニー氏が亡くなってから初のソロツアー。日刊スポーツなどの取材に、「ジャニーさんがいなくなってから、すごく怒濤(どとう)のような毎日だったので。あっという間ですけど」と振り返った。「まだ墓参りも行っていないんですよ。自分の中でジャニーさんが死んじゃったんだなってちゃんと認められる時が来たら、行こうと思います。心の整理がついていないってわけじゃないので。その思いも大事にしていければと思います」と言葉に力を込めた。