電撃的に結婚を発表した女優の石原さとみ。かつては山下智久や動画配信サイトSHOWROOM社長の前田裕二氏などとの交際報道もあったが、選んだのは“一般”の会社員男性だった。石原が発表した直筆コメントにも、
「かねてよりお付き合いさせて頂いています一般男性の方と結婚する運びとなりました」
と綴られていた。
一般人なのに名前も顔も公にした
松田聖子の旦那
このような場面でよく見かける、「一般男性」「一般女性」という表現、“一般”とはいったいどのあたりを指すのだろうか。ある週刊誌記者は、こう説明する。
「公人と私人という区分けがまずあります。厳密には公人とは公務員や議員など、公職につく立場のことを指します。大臣らが靖国神社に参拝する際に、公人としてか私人としてかという部分が注目されますよね。それに加えて、『みなし公人』とか『準公人』という言い方をすることもありますが、その人が社会的な立場や影響力があったり、名前や顔を出してのメディア活動を行っていたりする場合、公人扱いとなる場合がありますね。芸能人やスポーツ選手、実業家などは公人として実名などで報道されるケースが多いです。『一般男性』や『一般女性』という表現は、いわゆる有名人ではないという意味ですね」
では「会社員の男性」とせず、あえて「一般男性」という表現を用いるのはなぜだろうか。
「そこは、今回の石原さんのコメントにも書かれていますが、基本的にその人が用いた表現に準ずるということになりますね」
この「一般」という表現について、あるテレビ関係者も、
「“一般”という、ある意味広い言葉を使い、特定の業種を明かさないことで、女優さんなどにとっては、その人のイメージを崩さないようにする目的もあると思います。つまり、映画やドラマなどで、旦那さんの顔や職業を思い出さず、その女優さんの演技に集中できたり、プライベートと女優業の線引きをするということです」
とはいえ、過去には一般人なのに実名で報道された珍しいケースもある。
「'98年の松田聖子さんの2度目の結婚相手は、娘の沙也加が通っていた歯科医でしたが、なぜか実名で報道され、結婚式ではその素顔も公開されています。“ビビビ婚”として話題になりましたが2年半で離婚し、今となっては実名報道に後悔しているのではないでしょうか」(前出・記者)
石原さとみのように、お相手を「一般人です」としていれば、メディア側も深く追求することなく、プライバシーを守ることができるということだ。
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